マイナンバーカード方式利用者がe-Taxの利用者識別番号及びパスワードを確認・設定する手順
今まで自分で電子申告をしていた方が、新たに起業したり、事業規模が大きくなったりしたことをきっかけに、申告を税理士へ依頼することがあります。
その際、税理士から「e-Taxの利用者識別番号とパスワードを教えてください」と言われて「利用者識別番号って何?」「パスワードなんて設定した覚えがない」と困ることがあります。
近年はマイナンバーカードの普及により、最初の申告からマイナンバーカード方式でスマートフォンやパソコンを利用して申告している方が増えています。マイナンバーカード方式では、利用者識別番号やパスワードを入力せずにログインできるため、利用者識別番号やパスワードを意識せずに利用していることが少なくありません。
また、マイナンバーカード方式で利用開始した場合、利用者識別番号のパスワードが未設定となっていることがあります。
そこで本稿では、マイナンバーカード方式でe-Taxを利用していた方が、税理士への委任代理登録等のために必要となる利用者識別番号の確認方法及びパスワードの設定方法について説明します。
なお、国税庁は、『マイナンバーカード方式でログインした場合、利用者識別番号は「マイページ」の「基本情報」から確認でき、パスワードは「その他の登録情報」から設定できる』と案内しています。
1 対象者
次の全てに当てはまる方を対象としています。
- 今まで e-Tax を「マイナンバーカード方式」で利用していた
- 利用者識別番号は分からない、覚えていない、控えていない
- 税理士から「利用者識別番号」と「パスワード」が必要と言われた
2 操作手順
① e-Tax にマイナンバーカードでログインする
e-Taxの「個人ログイン」画面を開きます。
パソコンの場合
「ICカードリーダーで読み取り」を選択します。
スマートフォンの場合
「マイナンバーカード・スマホ用電子証明書でログイン」を選択します。
② 利用者証明用電子証明書パスワードを入力する
マイナンバーカードの「利用者証明用電子証明書パスワード(数字4桁)」を入力します。
③ マイナンバーカードを読み取る
パスワード入力後、「本人確認する」を押し、マイナンバーカードを読み取ります。
読み取りが終了すると「送信完了」が表示されるので、ブラウザへ戻ります。
④ マイページを開く
ログイン後、「マイページ」を開きます。
⑤ 利用者識別番号を確認する
マイページ内の「基本情報」を開きます。
16桁の「利用者識別番号」が表示されるので、メモ等に控えておきます。
税理士へ伝える必要があります。
⑥ 利用者識別番号のパスワード設定画面を開く
再度マイページへ戻り、「その他の登録情報」を開きます。
⑦ 利用者識別番号のパスワードの状態を確認する
画面内の「利用者識別番号のパスワード」を探します。
マイナンバーカード方式で利用開始した場合、利用者識別番号のパスワードが未設定となっていることがあります。
表示される内容は利用状況によって異なります。
例
- 未設定(未登録)
- 登録する
- パスワードを登録・変更する
- 変更する
パスワードが未設定の場合は、「登録する」等のボタンから設定画面へ進みます。
パスワードが既に設定されている場合は、「変更する」又は「パスワードを登録・変更する」等のボタンが表示されます。
なお、現在設定されているパスワードの内容を確認することはできません。
パスワードが分からない場合は、新しいパスワードを設定してください。
また、過去に暗証番号等再発行手続を行っている場合は、その処理状況によってパスワード設定ボタンが利用できないことがあります。その場合は税務署又はe-Taxヘルプデスクへ確認してください。
⑧ パスワードを設定する
画面の案内に従い、
- 新しいパスワード
- 確認用パスワード
を入力します。
⑨ 設定を完了する
「設定する」を押します。更新確認画面が表示されたら設定完了です。
3 税理士へ伝える情報
税理士へは次の情報を伝えます。
- 利用者識別番号(16桁)
- e-Taxパスワード
なお、通常は次の情報を税理士へ伝える必要はありません。
「マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書パスワード(4桁)」、「署名用電子証明書暗証番号(英数字6~16桁)」
4 やってはいけないこと
「利用者識別番号・パスワードを忘れた方」を選択しない
ログイン画面にある「利用者識別番号・パスワードを忘れた方」から進むと、「変更等届出書の提出」「暗証番号等再発行」の手続に進みます。
利用者識別番号のパスワードを設定したい場合は、まずマイナンバーカード方式でログインし、マイページから設定を行ってください。
5 まとめ
マイナンバーカード方式でe-Taxを利用している場合、利用者識別番号やパスワードを意識せずに申告できるため、税理士へ依頼する段階になって初めて必要性に気付くことがあります。
その場合は、
① マイナンバーカードでe-Taxへログインする
② マイページの「基本情報」で利用者識別番号を確認する
③ 「その他の登録情報」からパスワードを設定する
という手順で対応できます。
利用者識別番号とパスワードを準備しておけば、税理士による委任代理登録や電子申告手続をスムーズに進めることができます。
仙台市で、電子申告のご相談をご希望の方は、「佐沼幸太郎税理士事務所」へお気軽にお問い合わせください。
仙台市若林区土樋76ファミール愛宕202 佐沼幸太郎税理士事務所

